1月28日

相信破たん1年 上田さんと吉井議員が対談

1月28日

負担増は4兆4000億円 小泉首相も認める

1月28日

「貸しはがし」やめさせよ 公的資金投入銀行 中小融資計画達成迫る

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論戦ピックアップ

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生活応援へ政治転換を 補正予算案衆院代表質問 吉井議員が景気対策要求


相信破たん1年 出資金保護せよ 地域経済守れ
上田さん(元相信営業統括部部長)と吉井議員が対談

 大阪市阿倍野区に本店があった相互信用金庫が破たんして一年。政府・金融庁による計画的な「相信つぶし」との声もあります。信金つぶしの実態や中小企業の生きる道などについて、相信営業統括部長だった上田輝夫さんと日本共産党衆院議院の吉井英勝さんに話し合っていただきました。

上田  昨年11月30日に北区で開かれた「地域経済・金融・雇用を守るシンポジウム」(同連総会主催)に参加せさてもらいました。雇用とか金融の問題が討議され、地元金融の応援が話し合われたことに感動しました。広い分野で中小企業や民主団体ががんばっている姿を見ることができました。私の住んでいる相原市の共産党女性市議会議員の方、やはり熱心にやっている姿を見受けます。他の政党には、パーティーに呼ばれることはあったが、共産党のように勉強会に呼んでくれる政党はなかった。ここらが他の政党と違うところで、シンポジウムはとてもいい経験でした。
これからも勉強会などには参加したいですね。
◆製造業多い相信の取引先
吉井  相信の融資先、取引先はどういう事業分野が多かったのですか。
上田  取引先は、やはり製造業が一番多かったですね。地区によって違いますが、鉄工メーカーの下請け、ネジ業界とか、鉄工部品の製造とか、金型関係とか、建設業、飲食業、卸売業、小売業など多種多様な分野で取引がありました。相続税対策でマンションをやったり、株をやった人もいて、株価が上がっていたらいいんですが、下がって、大変というのもあります。
吉井  私は財務金融委員をやっていますから、そういう相談も受けます。バブルがはじけて、マンションなどの担保価値がどんどん下がって、ものすごい取りたてをくらっている被害者がたくさん出ているんですよ。
上田  そうですね。
◆大手都銀は本当に身勝手
吉井  国会でも取り上げていますが、大手都銀は本当に身勝手です。信金・信組の取引先に、わっと乗り込んで、客を取ってしまう。「相続税対策た」なんだと言いながら、融資して賃貸マンションを建てさせ、バブル崩壊で人が入らない。けれども、貸した金は返せ返せと攻めたてて、裁判に持ち込み、資産を全部取り上げてしまう。
健全経営でやってきた、町工場のおやじさんがそのやり方にのって、全財産を失う。
「自分の人生何だったんだろう」って、自殺する人まで出る。
上田  私たち信金は、その地で行動していかなければならないから、お客さんのマイナスになることはできません。地元で育ち、地元企業の人と互いに応援した仲ですからね。
吉井  それだけよく地域を回ってるから、逆に融資するかどうかの審査も違いますね。大手都銀だったら機械的に物的担保中心だけど。東大阪なんかで多いのは”ガレージ工場”です。NHKでも放映され有名になりましたけど。街のガレージを借りて、そこに旋盤1台置いて仕事を始める。ガレージから始まるにしても、ちゃんとした親方のもとで腕磨いた人とか、信金の営業マンが見ているので、「彼だったら大丈夫」と融資して応援する。そこが育つことで、回っていたんです。物的担保中心の都銀ではとても相手にしてもらえません。政府がいくら中小企業対策で起業家を育てるといっても、肝心の金融機関がね。
上田  ないですね。
吉井  これからの物づくりが大変になると心配です。
◆一番の課題は出資金問題
上田  破たんから1年、いまも1番の課題は出資金問題です。1番聞かれるのも「出資金どうなるのか」です。「まあええわ」というお客さんもいますが、そうもいきません。「望みは捨てないでください」と話していますが、渉外系とか、支店長らが一番、心の内で悩んでいることです。
吉井  「相信はなぜつぶされたんか」という質問も出るでしょう。
上田  「ペイオフが近いから、今のうちなら、預金だけでも保護できるで」と、政策・行政でつぶされた。まだ思うんですけど、つぶして誰が得したのか。「なんでこんなところにこんな金、行くんかな」「そこ行かんと、こちらに来たら、つぶさんでよかったん違うかな」と。譲り受ける金融機関しかり、多額の金が入っていますけど、税金ですからね。疑問として残っています。初夢は「清算会社がまた新しく立ち直って、新生相互信金ができました」というのでした。四十年間はぐくんだ相信とお客さんへの愛着が交差しているのでしょう。職員が再就職できなかったことも悩みです。私たちが破たんして、地域に密着した金融機関がなくなった。「幸いの信用金庫」と言われていたのが、幸いがなくなっているなと。
◆健全経営していたのに金融庁が鑑定評価ゆがめる
吉井  破たんに至る過程で、こんなやり方おかしいと思ったことが多分おありだと思うんですよ。例えば、不動産鑑定士の鑑定評価にもとづいて、相互信金としても引当金を積んでいくわけですが、その不動産鑑定士の鑑定評価を金融庁が認めない。九掛けだとか七掛けだとかにしてしまう。千葉県の船橋信用金庫が九掛けぐらいでした。相信は七掛けから75%ぐらい。いくつかの不動産鑑定士が入って平均値をとるというのなら分からんでもないが、不動産鑑定士をそもそも信用しないということですからね。
上田  おっしゃる通りです。いままで入っていなかった監査法人を入れる義務が出てきて、ディスクロージャー(企業情報開示)ができた。監査法人の責任が必要になる。
吉井  アメリカのエンロンの破たんのときは、監査法人が一緒になってインチキ帳簿をつくって、責任を問われましたけどね。金融庁が相信をつぶすために、正規の鑑定評価をゆがめることをやったということです。金融庁に鑑定評価をする資格はあるのかということまで問われてくるわけで、このやり方自体がものすごくおかしい。
上田  破たんして一年、人の心といいますか、勝てば官軍、負ければいいなり、ここまでやるかと感じましたね。これは本にでも出そうかと思ったぐらいです。
◆国の指導で出資金増やし
吉井  鑑定の問題とともに、全国の信金組合に、BIS基準に照らして、合格するものになれということを国がいい、合格するための資本増強となれば、信金は株式市場で調達する株式会社ではなく、協同組合ですから出資金を募る以外にない。国の指導で出資金を多くするわけですから、基本的には返還するということができたのに、去年から突然やめてしまった。相信を信頼して定期預金を出資金に切り替えたり、定期の感覚で協力したのになんだと不信がでてくるのは、お客さんからすれば当然です。国の基準をクリアするには、出資金を増やすか、貸付資産を減らす、つまり貸しはがしや貸ししぶりをするしかない。中小企業対策だ、「貸ししぶりやめとけ」といえば、出資金を増やす以外ない。金融庁長官が、出資金は株式と同じだ、ハイリスク、ハイリターンだと言われたんじゃ、出資した人たちは、みんなだまされたことになります。
上田  われわれにもそういう指導で、出資金集めをしましたからね。
吉井  金融庁の方から、出資をきちっとクリアするようにと言い出したのはいつごろですか。
◆受け皿となり連鎖倒産的に
上田  ちょっと定かではないんですが。相信の場合、自己資本比率は4%を切れることはなかったです。五年間で5・0ー5・9%でがんばってきた。それでも金融庁としてはどこかをつぶさなあかん。何でもっと自己資本をのばすのかということで、うちの経営者も出資金という言葉を出したと思います。そうでない場合は、信金中金の方から公的資金を導入して、経営陣が退陣する形の選択になっていた。ですから、出資金については今までどおり、なんかあってもそれはお客さんに返してもらえると思っていました。
吉井  現場でお客さんのところを回っている人はみんなそう思ったと思いますね。
地方に行くと大阪以上にさらに早く産業が疲弊していたので、あずかった金の運用先がなくて、株式投資信託や外国債に手を出して失敗したところもあった。相信は健全な経営をやっていたのに、なんで破たんしたのですか。
上田  うちは破たんした東洋信金さんの一部を受け持ちました。もらい損です。その影響も多分にあったと思います。
吉井  ほかのように外国債や株式投資信託に失敗したわけでもない。預かったお金の貸付先が、とくになくなったわけでもないのに、なんでかな、ということになりますね。ちょっと時間差がある連鎖倒産的なもの。
上田  そうですね。
吉井  三月末までに譲り受け金融機関に引き継ぐ、これを逆算して、月に破たんさせる。年内にということで一昨年の十二月までに信金、信組をバタバタ破たんさせたんですね。
◆金融の根本問い直す時中小企業を柱にしてこそ
吉井  これからの問題としては出資金返還の訴訟を大きな運動にしていくことが大事だと思っています。出資金とはそもそも何か、出資金をどう保護していくかなどに道を開いていく大きな意味がある。もう一つ、出資金が返ってこないとなると信金・信組への出資者は、これから見向きしないことになり、地域金融機関が、役割を果たすことが非常に難しくなる。ペイオフ全面解禁に合わせて、預金も出資金も保護されて地域の人々が信金・信組を支えていける仕組みをどれだけきちんとつくるか、今度の出資金集団訴訟が持っている大きな意味だと思います。
上田  相信の問題だけでなしに他の信金の問題になってきますからね。
◆信金・信組の大きな役割
吉井  そこが不安定なら結局、都銀に負けますよ。都銀の一人勝ちになると、地域で物づくりをしてきた中小企業が金融の面で困難になります。地域経済の発展を考えても、信金・信組がきちんと健全に存在し得ることが大切です。都銀の一人勝ちで全部淘汰(とうた)されてしまったら大変です。政府が考えているのは、巨大信金・信組への集中合併ですし、経営の効率化です。営業店舗を減らせ、営業マンが地域を回るのはやめなさいということです。融資の審査は担保主義にならざるを得ません。
上田  実際を見ている議員が声をだしてくれなくてはいけません。信金・信組なくして中小企業は小さい借り入れはできません。不良債権処理も信金・信組を生かしてやることが大事です。
吉井  金融の面での協同組合の役割は、みんなで出資した金で金融機関をつくり、預金して、集まったお金で貸し付けし、地域で経済が発展し中小企業が栄え、商店が生まれ、地域経済全体が発展して、金融機関も地域経済も成り立つ。金融問題の根本は日本の経済や産業のなかで、中小企業をどう位置づけるかです。
上田  いま目の前で起こっていることではっきりしてますね。
吉井  中小企業は日本の企業数の99%です。そこで働く人は78%を占めています。
製造業出荷類の約六割は中小企業。日本の物づくり生産の中心は中小企業です。いかに大企業が新製品開発だなどとえらそうなことを言っても、金型などの精密なものを作ってきたのは東大阪や大田区の中小企業なんです。中小企業が枯れてしまったら日本の日本の物づくりや技術開発の力は衰える。日本経済全体にとってマイナスです。
中小企業は日本経済の大黒柱の一つなんだとの位置づけでこそ、経済全体の再生が可能になる。中小企業は同時に地域経済の中心です。その点でも中小企業をどう位置づけるかが、今回の相信問題通じて問われていることだと思います。
上田  その通りです。
◆地域金融の活性化こそ
吉井  もう一つ問われている金融のあり方。いま都銀がすすんでいる道は、投資より投機でしょう。政府は間接金融から直接金融へということを盛んに言っています。企業が直接、証券市場を通じて資金を集める流れのなかで、銀行自身が変質して、金融投機、ばくちになっている。ばくちはもうけるときは、額が大きい方がいいから、国際的な金融投機に日本の銀行が乗りだしていけるように体力をつけようというのがその発想です。
 年間の貿易を中心とする実需の取引総額に相当するものが、証券や為替の四日分ぐらいの取引です。それだけに非常にリスクの大きな世界です。それを「ハイリスク、灰リターン」と賛美しているが、ハイリターンがなくてハイリスクだけ国民に背負わされている。銀行が破たんしても責任を取らず、公的資金の投入と言って税金でめんどうを見てもらっている。大きなゆがみが出ている時だけに、そもそも金融はどうあるべきなのか、問い直し、原点に立ち返るべきです。日本共産党は、昨年四月、「地域金融活性化法案」を提出しました。これは地域経済に必要な資金を安定的に供給するという金融機関の本来の責任をきちんと果たさせるために、国と自治体、金融機関の責任を定めた法案です。さらに、日本共産党大阪市議団は、昨年、11月、「地域金融活性化条例」を提案しています。これは小泉内閣が、不良債権処理の加速を言い出してからいっそうひどくなった「貸ししぶり・貸しはがし」を防ぐための自治体独自の工夫です。いま、京都、埼玉、千葉、北海道など全国で、「貸しはがし防止条例」制定の動きが起こっています。金融とは、多くの庶民から預金を集めて、物づくりを応援する。リスクをとりながらも、健全、着実なリターンを得ることで金融機関も地域経済も物づくりの中小企業も成り立っていく。こういう経済の道へ進んでいくべきだというのが相信問題の全体を通じて今考え直さなくてはならないことだと思います。

2003.01.28

負担増は4兆4000億円 小泉首相も認める

 日本共産党の吉井英勝議員は27日、衆院予算委員会の締めくくり総括質疑で、4兆円を超える国民負担増を“過大な見通し”とした小泉首相の答弁(21日、衆院本会議)の撤回を求めました。

 吉井議員は厚労省、財務省の説明をもとに、4兆円負担増の具体的な内訳(表)を示した資料を提示。ことし四月から予定されている介護保険料の負担増がさらに1千億円多いことが明らかになり、それを上乗せして総額が約四兆四千億円となった資料です。

 吉井議員は「総理は本会議でわが党が負担増を過大に見ているかのように言ったが、この表を認めるか」と追及。小泉首相は的外れの答弁でごまかそうとしましたが、最終的に「この表はそのとおりだ」と認めざるをえませんでした。


「貸しはがし」やめさせよ 公的資金投入銀行 中小融資計画達成迫る

 日本共産党の吉井英勝議員は27日の衆院予算委員会で、公的資金を投入された銀行からの中小企業向け貸し出しが大幅に減少していることを示し、「大手銀行の貸しはがしをやめさせなければ、増加計画の達成は不可能だ」と主張しました。

 公的資金の投入を受けた銀行は貸し渋りなどがおこらないように、中小企業向け融資の増額を義務付けられています。ところが、昨年九月の決算期では、この増加計画を約十兆円も下回りました()。

 吉井氏は、「昨年9月の実績を見て、銀行の貸しはがしをやめさせるためにどのような取り組みをおこなったのか」と追及。竹中平蔵金融・経済担当相は、「(銀行からの)報告状況を精査し、厳正に対処する」と述べるだけで、具体策は示せませんでした。

 吉井氏は、みずほ、UFJ、三井住友、東京三菱の四大金融グループすべてが内部マニュアルを作成して中小企業に貸しはがし、金利引き上げまで迫っていることを指摘。「金融庁がこれを見逃していては、銀行の貸しはがしをやめさせることはできない」と是正指導を重ねて要求しました。

 竹中金融・経済担当相は、「適切なリスク管理をおこなってこそ銀行は健全性を確保できる」と答弁し、大手銀行の貸しはがしを弁護しました。

公的資金投入行の中小企業向け貸し出し「増加」どころか大幅「減少」

▲は減少

 
03年3月までの増加計画
02年9月期の実績
みずほ
100億円
▲ 5兆569億円
UJF
4000億円
▲ 8326億円
三井住友
700億円
▲ 1兆9408億円
りそな
1900億円
▲ 5635億円
住友信託
10億円
▲ 1104億円
中央三井信託
300億円
▲ 3105億円
横浜
40億円
▲ 2336億円
合計
7050億円
▲ 9兆483億円

吉井英勝議員調べ


 

 03.1.22

 日本共産党の吉井英勝議員が、21日の衆院本会議でおこなった政府の財政演説に対する代表質問と、小泉首相の答弁の該当部分を再構成して紹介します。

イラク攻撃
戦争やめよの意思を示せ
吉井英勝議員
   世界の平和にとっては焦眉(しょうび)の課題であるイラク戦争をどのようにして回避させるのか。イラク攻撃反対が世界的世論となっている時、なぜ、小泉総理は明確に態度を示さないのか。ブッシュ大統領に「戦争やめよ」と日本の意思を示すべきだ。
小泉純一郎首相
   重要なことはイラクが現在の査察に無条件・無制限に協力し、大量破壊兵器の廃棄をはじめとするすべての関連安保理決議を実際に履行することであり、この点につきわが国と米国の立場は一致している。この問題は国際社会全体が取り組むべき問題であり、わが国としても外交努力を継続していく。
暮らし経済
循環を生む不良債権処理
吉井  不良債権処理は倒産と失業を大量に生み出して景気をさらに悪化させ、逆に不良債権を増やす悪循環となっている。
首相  不良債権処理の加速は、金融機関の収益力改善や貸出先企業の経営資源の有効活用を通じて、新たな成長分野へ資金や資源の移動をおこなわせることにつながり日本経済の再生に不可欠のもの。
負担増反対の声無視するな
吉井  社会保障分野と庶民増税で四兆円の国民負担増が強行されようとしている。
四月からのサラリーマン健保本人三割負担について、日本医師会などは凍結を求めている。切実な声を無視するのか。この経済局面で四兆円もの国民負担増をかぶせたら、橋本内閣の九兆円負担増以上に大きな打撃を日本経済にもたらしかねない。
首相  今後社会保障給付費は増大していく見込みであり、国民の安心を支える社会保障制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには、医療保険などの制度改革は不可欠。税制改革は、あるべき税制の構築にむけて税制上のゆがみを是正するなどの観点から増収措置を講じるものだ。全体として経済活性化に資する。
補正予算案
リストラ規制失業者支援を
吉井  政府が雇用・中小企業対策として取り組むべきことは、本気でリストラを規制し、失業者の生活支援立法とその予算化をはかることだ。貸しはがしや金利引き上げをやめさせる具体策をとることではないか。
首相  企業はその存続をはかるために雇用調整を余儀なくされる場合があるが、政府は離職を余儀なくされる人への円滑な再就職支援に努める。金融機関による不当な貸しはがしなどを防止するためのモニタリング(監視)体制の強化措置を講じている。
大型公共事業積増しやめよ
吉井  今回の補正予算案は、総理が景気に効果がないといってきた従来型の大型公共事業の積み増しそのものではないか。
首相  民間需要創出効果や雇用創出効果が高く、かつ事業の早期執行が可能で経済への即効性が高い事業を厳選した。
政治とカネ
受注企業の献金禁止を
吉井  小泉内閣が従来型公共事業をやめることができないのは、ゼネコンなど企業からの政治献金を断ち切れないからだ。日本共産党は企業団体献金の全面禁止をおこなうべきだと考えているが、公共事業受注企業などからの献金を禁止する法律をただちにつくるべきだ。
首相  政治献金の在り方については、疑惑を招くことのないような仕組みを考えることが必要だ。

論戦ピックアップ バックナンバー

'02.12 「構造改革特別区域法」(特区法)案について


2003.01.21 衆院本会議

生活応援へ政治転換を
補正予算案衆院代表質問
吉井議員が景気対策要求

 「小泉構造改革をやればやるほど景気も財政も悪くなる」――各党の国会論戦が始
まった21日、日本共産党の吉井英勝議員は衆院本会議で、2002年度補正予算案の代表質問にたち、日本経済の立て直しに向けて「家計を痛めつける政治から、暮らしに軸足をおいた政治への転換こそ必要だ」とのべました。

 吉井氏は、小泉「構造改革」で倒産と失業が増大して不良債権を増やす悪循環に陥ったこと、さらに消費不況を悪化させて税収を落ち込ませ、国債発行残高を六十兆円も増やしたことを指摘。「国民生活を圧迫し日本経済を悪化させた責任を感じているのか」とただしました。

 景気を立て直すカギは国民生活を応援することだとして、社会保障の切り捨てと庶民増税で四兆円にのぼる国民負担増計画の中止を求めました。

 補正予算の柱に掲げている雇用や中小企業へのセーフティーネット(安全網)について、「不良債権処理の加速による大量の倒産と失業を前提にしたものだ」と批判。
大企業のリストラを規制し雇用をまもること、金融機関による中小企業への貸しはがしをやめさせ金融面での支援こそ必要だ、と強調しました。

 小泉首相は、不良債権処理の加速について「日本経済の再生に不可欠」と開き直り、4兆円の国民負担増が経済に与える影響については、「負担増を過大に見ている」などと事実をねじ曲げたうえ、「議論すること自体、適切でない」と、回答を拒否しました。

イラク攻撃反対表明求める
 吉井氏は、緊迫しているイラク問題をとりあげ、世界30カ国以上でイラク戦争に反対する大規模な集会とデモが繰り広げられ、各国首脳も戦争反対を表明していることにふれ、「ブッシュ大統領に、戦争やめよ、イラク攻撃やめよという意思をはっきり示すべきだ」と迫りました。



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