02・7・27
シンポジウム「東海地震で浜岡原発は大丈夫か」発言要旨
日本共産党衆議院議員
党原発・エネルギー問題委員長
吉 井 英 勝
| 〔テーマ〕「原子力に関する国会論戦と浜岡原発」 −老朽化と巨大地震が重なった時、原発はどうなるか? |
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| 1.事故からの教訓をどう汲み取るか | ||
| 関西電力美浜2号機事故 | ||
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チャート紙が示した破断の前兆。−01年11月の浜岡原発制御系冷却水漏れも前兆は7月からとチャート紙で確認 | |
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ノースアンナ原発事故からNRCへの報告義務づけたアメリカ。無視した日本。 | |
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電力、メーカ、原子力安全委員会、通産省一体で、「蒸気発生器細管の健全性を保証する実験」を行い、「日本の原発では大丈夫」の結論を出していたために、NRCの警告を無視した。通産省予算を使って「安全神話」膨らませた。 | |
| 旧動燃のもんじゅ事故、再処理工場事故 | ||
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「安全神話」「完成した技術」という思い込み。 | |
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技術・技能を軽視したリストラと産業空洞化の加速 | |
| JCO事故 | ||
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中性子測定、臨界反応制御システム、暴走反応抑制装置・・総てなし。 | |
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「設置工事認可」下ろした原子力安全委員会と役所は責任回避。 | |
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臨界事故の判断も出来なかった役所(科学技術庁)。 | |
| 日本原子力発電の敦賀では再生熱交換器で漏洩事故、東海では安全系で故障。 ECCSが機能するかどうかに関わるゲートバルブの弁棒折損と制御棒ガイドローラの故障で、「多重防護」をうたっていた大事な役割が果たされない可能性が。 |
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| 2.浜岡原発では何が問題に | ||
| 阪神大震災時に問題に−装置全体の耐震性が問われる。 | ||
| 「起震台には乗らないから試験できない」(95年予算委) 阪神大震災の時の岩盤上の地震動の記録(神戸大学構内の測定値)は、最も大きな地震動に耐えられるとしてきた浜岡原発3、4、5号機の応答スペクトルを超えている(決算委、02年4月の吉井質問への政府答弁)。 |
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福島原発では震度4で冷却水配管のノズル破損(02年4月決算委)。 | |
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震源域の真上、砂地盤だから、1、2号機のタービン冷却用の取水管は液状化で壊れてしまい、地震時に熱交換して原子炉を冷却することが出来なくなる。日本共産党の指摘にこっそり冷却水確保のための3号機から「連絡導管」を敷設。 90年代初めに中電浜岡原発の調査に入った時、崩壊熱の除去に、地震時でも冷却水が必要と認めていた。 |
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放射線による冷却水の分解と水素発生−爆発事故へ。−原因究明は第三者機関で | |
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制御棒案内管からの冷却水漏洩事故など老朽化問題(幾つかの要素の複合)。 | |
| 3.原発防災について | ||
| 原発災害アセスメント(「大型原子炉事故の事故の理論的可能性及び大衆損害に関する試算」日本原子力産業会議59年度報告)。 | ||
| 過酷事故を想定した防災対策。 | ||
| −日本政府は「過酷事故の評価」を設置工事認可に入れていない。 電力会社独自に一応「申請」時に「評価」を行っているが、例えば浜岡2号機の場合10キロから20キロメートルの範囲内でも年間被曝許容線量の限度とされてい1ミリシーベルト を超えている。 |
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| 「多重防護論」の綻び。 | ||
| 原発防災機器と体制の実態はあまりに貧弱。 | ||
| 国は10キロメートル範囲内を「対策地域」としているが、諸外国はもっと実態に合わせて広く「範囲」を取っている。 浜岡の「除染施設」は原発から2キロの所に作っているが、除染した後、政府のいう10キロメートルの外へどういう手段で逃げるのかは考えられていない。 |
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| 規制機関と推進機関の分離。 | ||
| 4.21世紀のエネルギーの展望 | ||
| エネルギーと環境。 | ||
| 原発優先の背景にある「総括原価方式」と「原発利権・公共事業利権」の歪み。 | ||
| 原子力を背景とする開発利権で収賄容疑逮捕者(隣接自治体)がでて、六ヶ所村長自殺するなど、地方政治の腐敗が深まっている。 地域の内発的発展を実現する産業政策を確立すること。(国内産業空洞化させ政府の農業・工業政策を改めさせる。地域の持てる力を引き出す。) 「原発麻薬」に取りつかれた人達を責めるだけでなく、原発利権に依存しない地域の産業・経済政策を確立して、原発の危険から住民の安全を守ることで大きな共同を実現。 |
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| プルトニウム循環方式をやめる。 | ||
| 再生可能エネルギーの研究開発と普及の度合いに応じて原発からの撤退。 | ||
| 再生可能エネルギーに豊かな可能性。 | ||
| 太陽光、風力、バイオマスで物理的限界潜在量は3000億キロワット 時=原発発電電力量。 太陽光、風力、バイオマスにコジェネなど効率化を合わせると9000億キロワット 時となり、これは総発電電力量に匹敵する。 |
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| 省資源・低エネルギー、循環型の社会経済システムへの転換。 | ||