講演「地球環境を守る運動と神鋼石炭火力発電所」要旨

1.「電力自由化」に便乗した神鋼石炭火力発電所
 ・.「電力自由化」は余剰電力の販売と独占物価に風穴が狙いだった

 ・.火力発電所の新設なら関西電力の総排出量を増やさない原則の中で
   −神鋼のこれまでの排出量以下ならよいのか

 ・.神鋼石炭火力発電所の総排出量はどうなるか
   −99年4月20日衆議院商工委員会の議論
   SOx 年間排出量  730・(96年実績)→1100・(140万・・開始)
   CO2 年間排出量   63万・(現在) →263万・(  〃     )
                        =製鉄63万+発電200万・
                         旧160万・

 ・.電力事業への参入業者は環境対策のブラックボックスに
   −環境規制の面
   −公害対策の費用負担

2.地球温暖化防止の立場からは炭酸ガス固定化技術の開発などが先行課題
   −「原発で補う」という暴論も展開する政府


3.原発のどこに問題があるか

 ・.軍事技術の転用が正常な発展の可能性を閉ざした
   −未成熟な技術を巨大化して、地震国、人口稠密の国で商業化

 ・.エネルギー政策の誤り
    石炭→石油(アメリカのメジャー支配)→原発(アメリカの軍産共同体支配)

 ・.安全より利益中心主義
  ・総括原価方式
  ・原発利権

 ・.プルトニウム循環方式で、核燃料サイクルの総てで破綻
   −いま老朽化と東海地震等巨大地震時の危険が問題に

4.エネルギー問題をどのように解決するか
 ・.現実のエネルギー需要をどう賄うかは大事な課題

 ・.大量生産・大量消費型から省資源・低エネルギー型の経済・社会システムへ

 ・.再生可能エネルギーとエネルギー転換効率引き上げの研究開発と普及
   −FBRもんじゅ関連に投じた研究開発費は5兆円
   −電力会社に買い取り義務を課す

 ・.再生可能エネルギーの開発・普及の進展にあわせて原発から段階的に撤退