08.30宮城・石巻/女川原発大丈夫か 

08.30美浜原発に井上議員ら 

08.30女川原発に吉井議員ら 
08.23美浜原発死亡事故 原因究明と安全対策徹底を 
08.11美浜原発死亡事故 共産党が緊急要請 
08.10検査日程の短縮と関係か 美浜原発事故 

宮城・石巻/女川原発大丈夫か
住民集会/吉井衆院議員、安全性に言及

 東北電力女川原子力発電所(宮城県女川、牡鹿両町)の立地、周辺自治体では、関西電力美浜原発3号機の事故を機に、住民の不安が高まっています。日本共産党の吉井英勝衆院議員は八月三十日、女川原発を調査。そのあと、石巻市内で開かれた住民集会に出席し、美浜原発の事故と女川原発の安全性に言及しました。
 集会を開いたのは、原発の危険から住民の生命と財産を守る会です。五十人が参加しました。
 吉井議員は、美浜3号機の配管破裂事故について、炉心を循環する一次冷却水を冷やしている二次冷却水の喪失は、「一次冷却に影響し炉心溶融という深刻な事故につながりかねないものだった」と指摘しました。配管の厚みが水流ですり減る減肉は、事故の一カ月前に関電がほかの原発で行った検査でも確認されており、「事故の予兆はあった。美浜原発の運転を停止し、減肉状況を調査すべきだった」と述べ、運転を続行したのは、「住民や労働者の安全より企業利益第一の体質がある」と指摘しました。
 吉井議員は、女川原発1号機で二〇〇〇年九月、減肉が原因で一次冷却水の配管に小さな穴があき、水が漏れた事故があったことを紹介しました。この事故について原発施設側は、集会に先立って行われた施設内調査の際、運転開始後事故当時までの十六年間、減肉が予想される部位であるにもかかわらず、肉厚測定の対象にしてこなかったことを明らかにしています。
 同会の高野博事務局長は、女川3号機の定期検査で、配管内からトタンや針金などの異物が九十数点確認されたことを報告しました。

(2004年09月01日,東北版)


美浜原発に井上議員ら

美浜原発2号機タービン建屋内の復水配管を視察する井上参院議員(手前から2人目)ら=8月30日、福井県美浜町

 日本共産党の吉井英勝衆院議員は三十日、宮城県の東北電力女川原子力発電所(女川、牡鹿両町)を訪れ、配管の老朽化などについて実情を聞きました。関西電力美浜原発3号機で配管が破裂し、作業員五人が死亡した事故を受けて行ったものです。

 調査には、青野登喜子県議、阿部律子女川町議、三浦一敏石巻市議らが同行。梅田健生同原発所長が応対しました。

 梅田所長は、配管の減肉(配管の厚みが内部の水流ですり減る現象)について、東北電力で配管肉厚測定要領を定め、計画的にチェックしており、減肉が著しいものについては、取り替えていると述べました。

 吉井議員は、二〇〇〇年九月に女川原発1号機の復水ろ過脱塩塔配管から水もれ事故があったことを指摘。梅田所長は水流による減肉が原因だったと説明しました。

 同原発3号機では、六月から実施されている定期検査で配管内から多数の針金や金属片などの異物が発見されています。吉井議員は「異物が二年半にわたって施設内を流れていたというのは、深刻ではないか」とただしました。梅田所長は「原子炉側へのダメージはなかった」と述べました。


女川原発に吉井議員ら

女川原発3号機内を視察する吉井議員(左から2人目)ら=8月30日、宮城県女川町

 日本共産党の吉井英勝衆院議員は二十三日、関西電力美浜原発の死傷事故について、大阪市北区の関西電力本社を訪ね、事故原因の究明と安全対策の徹底を申し入れました。山下芳生党大阪府委員会副委員長・元参院議員、本庄孝夫党京都府議、森茂樹党滋賀県議が同席し、関電からは豊松秀己原子力事業本部副事業本部長・支配人らが応対しました。

 吉井氏らは、原発の危険から住民と労働者の安全を守ること、すべての原子力・火力発電所を点検するとともに安定した電力供給を行うこと、プルサーマル計画を中止すること、再生可能エネルギー等の開発で段階的に原発から撤退することなどを求めました。
 また、二次系配管の事故だったとはいえ、老朽化などで「多重防護」のシステムが働かなければ、炉心溶融につながる危険もあったと指摘しました。関電側もその可能性を認めました。

 今回事故を起こした個所を対象にせず作業も下請け任せだった検査体制や、事故発生時に現場にいた百人近い作業員の健康状態を把握していないなど、関電の対応のずさんさが明らかになりました。
 本庄氏と森氏は、美浜原発がある福井県に隣接する府県の立場から、事故原因の徹底究明と再発防止、事故の際の緊急通報体制の見直しなどを求めました


美浜原発死亡事故
原因究明と安全対策徹底を
吉井衆院議員ら関電に申し入れ

関電側(手前)に申し入れる吉井衆院議員(正面左から3人目)=23日、大阪・北区の関電本社内

 日本共産党の吉井英勝衆院議員は二十三日、関西電力美浜原発の死傷事故について、大阪市北区の関西電力本社を訪ね、事故原因の究明と安全対策の徹底を申し入れました。山下芳生党大阪府委員会副委員長・元参院議員、本庄孝夫党京都府議、森茂樹党滋賀県議が同席し、関電からは豊松秀己原子力事業本部副事業本部長・支配人らが応対しました。

 吉井氏らは、原発の危険から住民と労働者の安全を守ること、すべての原子力・火力発電所を点検するとともに安定した電力供給を行うこと、プルサーマル計画を中止すること、再生可能エネルギー等の開発で段階的に原発から撤退することなどを求めました。
 また、二次系配管の事故だったとはいえ、老朽化などで「多重防護」のシステムが働かなければ、炉心溶融につながる危険もあったと指摘しました。関電側もその可能性を認めました。

 今回事故を起こした個所を対象にせず作業も下請け任せだった検査体制や、事故発生時に現場にいた百人近い作業員の健康状態を把握していないなど、関電の対応のずさんさが明らかになりました。
 本庄氏と森氏は、美浜原発がある福井県に隣接する府県の立場から、事故原因の徹底究明と再発防止、事故の際の緊急通報体制の見直しなどを求めました


美浜原発死亡事故
運転中の建屋 多数の人いれるな
共産党が緊急要請
経産相と原子力安全・保安院に

 四人が死亡した関西電力・美浜原発3号機事故で、日本共産党福井県委員会は十一日、中川昭一経済産業相と原子力安全・保安院に徹底究明と再発防止などを緊急に申し入れました。十日に事故現場を調査した吉井英勝衆院議員、木島日出夫前衆院議員、塩川鉄也衆院議員秘書らが同行、定期点検準備という名目で運転中の原発建屋に安全軽視で多数の労働者を入れないことを強く求めました。伊藤敏原子力防災課長、梶田直揮原子力発電検査課長が対応しました。

関西電力美浜原発3号機事故で申し入れる。右から吉井、木島、佐藤、上原、山本の各氏=8月11日、経産省

 同事故では、小学校などの二十五メートルプール三つ分に相当する八百トンの高温水が一気に蒸気や熱湯として建屋内に噴出。吉井議員は「建屋には小さな出入り口しかない。二百人がすぐ避難できない構造だ。(死傷した)十一人以外にも高温の蒸気を吸うなどして気道にやけどを負っている可能性もある」とのべ、事故建屋に入っていた労働者全員の健康調査を求めました。

伊藤課長は「報告を受けているのは十一人だけ」と説明。原子力安全・保安院として建屋に入っていた労働者の健康状態を把握してないことがわかりました。労働災害問題として、厚生労働省と緊急に連絡をとって対応していくと答えました。

 原発稼働中での準備作業について、梶田課長は「十四日から定期点検すると申請がでている。東電の記録改ざん事件の反省から、自主点検や準備作業も国が確認することにし、社内の内部監査機能も強化するようにしている」と説明しました。

 日本共産党福井県委員会副委員長の佐藤正雄県議らは、事故原因の徹底究明および再発防止に全力をあげる▽事故を教訓に県内の原発を総点検する▽住民へのすみやかな通報をはかること――など四項目を要請。緊急申し入れには、党国会議員団福井県事務所の宇野邦弘所長、敦賀市の上原修一、山本貴美子両市議が参加しました。


検査日程の短縮と関係か
安全軽視 事故時、建屋に作業員200人
共産党 国会議員団が現地調査
美浜原発事故

事故現場の視察を終え、記者の質問にこたえる左から塩川鉄也、吉井英勝両衆院議員、木島日出夫前衆院議員=8月10日、福井・美浜町

 四人の命を奪った関西電力美浜原発3号機(加圧型軽水炉、八十二万六千キロワット)の配管破裂事故をめぐり、日本共産党国会議員団は十日、同原発のある福井県美浜町で現地調査を行いました。調査には、吉井英勝、塩川鉄也両衆院議員、木島日出夫前衆院議員と地方議員ら十四人が参加しました。

 関電若狭支社側が事故について説明。調査団は「稼働中のタービン建屋(事故現場)に作業員を(事故当時)二百人も詰め込むなど、かつてはなかったこと。以前は百二十日あった定期検査の日程が三十日以上も短縮していることに関係があるのではないか」と質問。藤井堯支社長は、「データがないので申し上げられない。どういう形の作業がいいのかは、各協力会社の作業員確保の問題もある」と明言を避けました。

 必要な配管の点検が行われてこなかった理由については、「きちんと行っているつもりだったが抜けていた」「未点検の部分は今後速やかに点検したい」と答えました。
 同県にある関電大飯原発で、「同様に配管の厚みがすりへる異常があったにもかかわらず美浜原発では点検しなかったのか」と、調査団に問われると、「結果的に軽く見ていたといわれても仕方ない」とのべました。
 吉井氏は、「労働者や住民の安全・命がおろそかにされている、ゆゆしき問題だ」と厳しく指摘しました。

 調査団は、事故現場も調査。事故の起きたタービン建屋(三階建て)は、アルミと保温材で包んだパイプと鉄柱が入り組んでいるところ。金網状の床には、保温材として使われた数ミリから二十センチ程度の石こう状の粉が散乱しています。
 破断したパイプは数十センチにわたって観音開きに内側からめくりあがり、破裂のすさまじさを物語ります。二十八年前、十ミリの厚さで製作されたはずのパイプは、薄いところで一・四ミリ、厚いところでも三・四ミリに減肉しています。

 木島氏は「まるで紙のように見えた。二十数年間の摩耗があったと思う。真相究明に全力をあげたい」と語りました。
 調査を終えた塩川氏は「国会での閉会中審査の要求など、多面的に原因究明を進め、安全の確立を求めていきたい」と話しました 。

 

 

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