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日本共産党衆議院議員の吉井英勝です。
ASEAN+3の議会代表が「政治・安全保障」について意見交換の場がもたれたこと
は、この地域の平和と安定にとって大事ことであり、歓迎します。
日本共産党は、党が生まれて今年83周年になります。戦前、日本軍国主義のアジアへ
の侵略戦争と植民地支配に反対して活動した党です。日本国内では、この主張が徹底的に
弾圧され、多数の犠牲者をだしました。いま、戦前の侵略と植民地支配、民主主義抑圧の
歴史を直視して、日本が戦前の誤りを正す立場に立ってこそアジアのみなさんから本当に
信頼される日本になれる。信頼が安全保障の基礎だと考えます。
戦前の日本国民のこうした活動の結晶が日本国憲法であり、憲法9条です。この9条は
アジアの共有の財産というべきものです。この立場に立ってこそ未来指向の道を進む事が
できると考えます。
さて、私の発言の中心点の1つは、戦後、欧米列強と日本の植民地支配が崩れた時に、
丁度50年前、インドネシアのバンドンで会議が開かれ、バンドン10原則が打ち立てら
れたことです。その中で、国家主権の尊重、内政不干渉などとともに、国際紛争は国連憲
章に従い、関係国が選択する平和的手段で解決することが確認されました。これは、昨年
9月の、アジアの35ヵ国の与党、野党あわせて83政党が参加した第3回アジア政党国
際会議でも「北京宣言」として採択された中で、国連憲章と平和5原則、バンドン精神1
0原則に従って「対話と協議を通じて相違点を解決すること」としました。さらに「戦争
、侵略、覇権に反対する」として、国連憲章の精神で、地域の紛争や危機を平和的に解決
すると確認しました。このことは極めて重要なことです。
2つ目に、アメリカのベトナム侵略戦争、ソ連のアフガン侵略戦争が、軍事同盟とむす
びついて行われた。しかし、35年前にベトナム戦争が終結してから、SEATOは77年
、CENTOは79年に解体、リオ条約はメキシコの脱退でANZUSはニュージーランド
の非核政策によってそれぞれ軍事同盟としては機能していません。軍事同盟や軍事条約の
時代は終わりました。アジアではASEANが中心になって東南アジア友好協力条約、T
ACがつくられ、いまでは地球人口の半分、33億人が住む地域に変わってきています。
これが、この地域の平和と安定を実現する上で大事な力になってきています。
第3に、広島、長崎で原爆が使用されて60周年に当たります。一瞬にして人間が蒸発
しました。その後の被爆死した人を合わせて40万人が亡くなりました。核兵器は廃絶以
外に人類の将来はありません。地球環境は守れません。これが総ての日本人の考えです。
97年に非核兵器地帯条約が発効し、ASEAN加盟10ヵ国が調印していることを大変
嬉しく思います。いま、地球の南半球には核兵器がありません。日本の非核3原則である
「核兵器を作らない。持たない。持ち込ませない」を日本が厳守するとともに、世界に広
げることが重要です。
ラオスのクーケオ・アカモンティ議員のリードオフ発言の予稿の中で、「安保問題の基
本原則」として提起されたこと、即ち、非同盟、平和、核廃絶と軍縮、東南アジアにおけ
る軍隊活動の放棄の4つは、全く同感です。これは「国連憲章に基づく平和の国際秩序を
守れ」という立場だと思います。憲法9条ともあい通じる道と思う。この提起を一緒に進
める取組を行いましょう。有り難うございました。
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